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町工場が世界を変える?

2026.07.21

設計課Nです
 
先日、石川県にあるアルム株式会社がニュースで紹介されていました
従業員38人で約80億円を売り上げたという
 
部品加工を行う町工場のような会社なのですが
何をしてこんなにも大きな売り上げを出したのというと
 
「人が最も時間を使う工程」を狙ってソフトウェアを開発したからです。
 
弊社の金型製造とは違いますが工作機械を使って加工を行う流れはアルムと似てると思います
 
一般的に加工の流れは、
 
・図面を理解する
・CAMで加工方法を考える
・NCプログラムを作成する
・工作機械にワークをセットする
・工具をセットする
・加工を開始する
 
という流れです。
 
この中で、アルムは「図面理解し加工方法を考えてNCプログラム作成」という、熟練者が多くの時間を費やす工程をAIで自動化しました。
 
何年か前に展示会で、このアルムのARUMCODEというNCを自動で作成するソフトウェアを見ましたが、
TV紹介されてたのはその頃よりさらに進化しているようでした
現在はAIを工作機械と連携させ、さらに自動化進めているようです。
 
なせここまで大きく売り上げたのか
 
日本には町工場を中心とした製造業が数多く存在します。

さらに海外にも同じ課題を抱える企業は多く、市場規模は非常に大きいと考えられます。
 
一度開発したソフトウェアは何社にも販売できるし保守契約もあり、人員を大幅に増やさなくても売上を伸ばせるのが大きな強みです
 
効率を上げるために「人が最も時間を使う工程」を自動化することが重要と考えると
おそらく遠くない未来には大手のCAMソフトでもNC自動化が実装されると私は期待しています
 
そして、NC作成が自動化されても、加工現場にはまだ人が多く時間を使う工程があります。
 
私が次に大きな課題になると考えているのは工具管理です。
 
例えば、
 
・工具の選定
・工具の在庫管理
・工具寿命の管理
・再研磨のタイミング
 
同じ部品を大量生産するならまだしも、金型のような一品物ではこれらは作業は毎回人が行う必要があります
 
ここの自動化に大きなチャンスがあると思います。
 
数多く存在する日本の町工場
 
現場を知っているからこそボトルネックを解決するアイデアが生まれると思います。
 
展示会でもよく見かけるように、AIやDXを掲げる企業は数多くあっても、
本当に自社に合った使える技術かどうかは、実際の製造現場を知っている人が判断するからです。
 
アルムが「NC作成」という大きなボトルネックを解決したように
 
その次に大きな市場になりそうな工具管理の自動化で第2のアルムが町工場から生まれるかもしれませんね

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